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校長室だより
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2018/01/09

[校長室だより] 平成29年度第3学期始業式校長講話

| by:管理者

            平成30年1月9日(火)
                                            
はじめに
 全校生徒の皆さんお早うございます。
 新しい年になりました。皆さんは、どのように1年を締めくくり、どのような決意を持って新しい年を迎えたでしょうか。これからの1年間、自分がどのように過ごしたらよいのか、考えて、目標を立て、その目標を日々、確認しながら、生活することが大切です。
 今日も2つ話します。
 今、教育改革をはじめとして新たな国づくりが始まっています。このことを皆さんに置き換えて考えてみます。それは「新たな自分づくりに本格的に取りかかる、自分の未来を拓く一年にする」と考えることができます。新しい年のスタートを契機に、新しい自分づくりを本格的に始め、新しい自分を未来に拓いていく、そのような一年になることを期待します。そして、決して諦めることなく、強い意志を持ち、努力を重ねれば、未来は必ずや変えることができる、ということだと思います。
 二つ目は、一冊の本から紹介します。不登校を経験した女子高生がアメリカに渡り、その後一流の同時通訳者になった著者は、その本で、日本とアメリカの教育を比較して、次のように言っています。日本の学校の勉強は「あらかじめ準備された正解を知識として身に付けること、一方、アメリカでは考える力を付けるためのものだった、経験から振り返ると、日本では知識を詰め込んでテストで高得点を取ることが重視されていたように思う」そのように言っています。また別の一冊には、次のよう一文がありました。「知識は大事であるが、知識だけでは役に立たない、その知識に熱意をかけ算する、そして経験をプラスする、そこに知恵が生まれる」と書いています。先ほどの同時通訳者は「考える力」と言いましたが、これは「知恵」と言い換えてもよいと思います。今後は、正解のない課題やテーマが生じると予測できます。それらに答えを出していかなければなりません。そのためには、「知恵」が必要です。皆さんは、日頃の授業での「学び合い」を通して、知識の確かな定着とともに、柔軟な発想で考え、「知恵」を付けて、未来に備えてほしいと思います。
おわりに
 3学期は、学年を締めくくる大事な学期です。これから進路実現へ向かう3年生は、最後のもう一頑張りです。進路が決定した3年生は、その進路に向かう準備を怠らず、進路実現へ向けて最後の努力をしている仲間を全員で応援して下さい。
 2年生、2年生の3学期は「3年生のゼロ学期」です。進路実現へ本格的に取り組むべき学期です。 1年生は、学校を牽引しリードしていく2年生になるための重要な学期です。
 今年も西高スタイル「全力 さわやか 西高生」を実践し、頭と体をそして心を大いに鍛えましょう。                  おわります。


10:30 | 投票する | 投票数(17)
平成28年度、27年度 校長室だより
校長室だより
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2017/03/31

校長室だより 「三太郎人生/お世話になりました」

| by:浦部 光生

 明日から4月です。最後の校長室だよりをお届けします。(生徒会誌「まほろば」に掲載したものです。)
 
 CM総合研究所が発表した企業別CM好感度ランキングでは、2年連続で「三太郎」シリーズの携帯電話会社が首位でした。白犬が出てくる「白戸家」(別の携帯電話会社CM)が2年連続2位ですからコミカルなシリーズもののCMが視聴者の印象に残りやすいようです。

 「三太郎」では桃太郎、浦島太郎、金太郎に加え、かぐや姫・乙姫や鬼、花咲爺さんなどが登場して昔話でお馴染みのキャラクターが勢ぞろいです。同シリーズを手掛けた電通のクリエーティブディレクターは「最初に『新しい自由を』という依頼のコンセプトを聞き、既成概念を壊すという意味だと思った。昔話で、誰もが知っている3人の太郎が友達だったらと考えた。」と述べていました。さすがクリエーティブです。

 かつて、JAXAの宇宙飛行士選抜試験で「あなたは桃太郎と浦島太郎のどちらが好きですか?」という質問が出たそうです。桃太郎には、鬼退治という明確なミッションがあります。それを実現するために、自分の力を補うイヌ・サル・キジとチームを組みます。目標に向かってしっかりと突き進み、合理的です。桃太郎は自分を客観視する能力と、リーダーシップとを兼ね備えています。

 一方、浦島太郎は深く考えずに亀の誘いで海の中に向かい、接待を受けて竜宮城で楽しみますが、急に帰ると言い出します。そして、開けてはならない玉手箱をもらってきて(楽観的ですね)、しかも開けてしまう無邪気さがあります。考えてみれば行き当たりばったりです。

 宇宙飛行士にはどちらが向いているのでしょうか。浦島太郎タイプだそうです。浦島太郎は好奇心旺盛、かつ、予期できない変化を柔軟に受け入れる所があるからだといいます。宇宙では、想定外のトラブルが次々と起こります。それらに柔軟に、かつ、適正に対応していく能力が問われるのです。宇宙飛行士には責任感と同時に、何が起きるか予測できない状況でもそれを楽しめる浦島太郎的要素をもった人が向いているということです。 

 ところで金太郎は実在説があります。足柄山で熊と相撲をとり、斧を持ち一生懸命働き、母に孝行する元気で優しい子です。成長したのち、足柄峠にさしかかった源頼光(清和源氏3代目)と出会い、その力量を認められて家来となり、坂田金時と名のって、頼光四天王の一人となったといいます。金太郎には他にいくつも伝説が存在しますが、父亡き後母を助けたまじめな青年が出世した成功物語です。

 明確な目的を掲げて、果敢に挑戦し、それを実現した桃太郎は、受験生にはあやかりたいヒーローです。金太郎も尊敬できる成功人生です。しかし、私ぐらいの年齢になると、海を眺めつつ人生を終える老浦島太郎の穏やかさも捨てがたいものがあります。学生時代は桃太郎、社会人になったら金太郎、引退後は浦島太郎という人生もいいですね。
 
 今日で定年退職です。お世話になりました。熊谷西高校をこれからもよろしくお願いします。


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